日立情報システムズは6月21日、国際ネットワーク構築/運用サービス「NETFORWARD/GL」の中国向けプランとして、日本と中国間を一部IP-VPN回線で接続する「チャイナエクスプレスパック」の販売を開始した。料金は月額24万円からとする。
チャイナエクスプレスパックは、国際区間でIP-VPN回線を、各国内区間でADSLなどのブロードバンド回線を利用する日中間専用ネットワーク接続サービス。日立情報では、IP-VPNとブロードバンド回線を組み合わせることで、「1対1の専用線接続と比べて接続料金を30%から50%程度抑えることが可能となり、インターネット経由のVPN接続と比べ高品質かつ安定した日中間ネットワーク環境を短期間で構築、利用できる」としている。国際IP-VPN区間の帯域幅は、128kbps以上となる。
導入に必要な期間は最短2週間で、導入後の増速も可能。すでにインターネットVPN回線を所有しているユーザーは、1週間サービスを試行することができる。
日立情報は、中国に拠点があってインターネット経由で日本と回線接続している日本企業などを対象に、チャイナエクスプレスパックを販売してしていく。また、中国現地法人との協業により、LAN構築などの現地サポートもあわせて提供する。