日本プロセスとアイログ、BPMSとBRMSの組み合わせで日本版SOX法対応を支援

山下竜大(編集部) 2006年07月05日 16時51分

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 アイログと日本プロセスは7月4日、企業の内部統制に向けた環境を整備するソリューションの提供で協業することを発表した。日本版SOX法への対応に向け、業務プロセスの透明性と一元管理の実現を目指している大企業に向けその有効性を訴求することで、2009年度までに10社への導入を見込んでいる。

 この協業により両社は、日本プロセスが取り扱うSavvionのBPMS(ビジネスプロセス管理システム)製品「Savvion BusinessManager(SBM)」とアイログのBRMS(ビジネスルール管理システム)製品である「ILOG JRules」を連携したソリューションを提供する。両社は、2製品を連携したソリューションの動作検証を完了している。

 Savvion BusinessManagerは、業務改善のPDCA(Plan、Do、Check、Action)サイクルを継続的に運用するためのBPMを実現する実行プラットフォーム。業務のモデル化と自動開発(Plan)を行い、業務を実行(Do)し、その結果を分析(Check)することで継続的な業務プロセスの改善(Action)が可能な仕組みを提供する。

日本プロセスの宇野澤氏 日本プロセス新規事業部 サヴィオンビジネスユニット 事業統括本部長、宇野澤庸弘氏。

 日本プロセスの新規事業部 サヴィオンビジネスユニット 事業統括本部長である宇野澤庸弘氏は、「PDCAサイクルを継続的に運用することで業務を効率化し、可視化することができる。業務をいかに可視化できるかが、内部統制における最大の鍵になる」と話している。

 一方、ILOG JRulesは、たとえば「金利が10%を超えたときには……」などのビジネス上のルールをアプリケーションから切り離し、リポジトリで管理することでルールの設定や変更、操作、管理を一元的に行う製品。ルールをアプリケーションから切り離し、リポジトリで管理することで、ビジネスが変化してもアプリケーションを修正することなく柔軟かつ迅速に対応することが可能になる。

 両製品を組み合わせることで、SBMが業務プロセスを最適化および可視化し、ILOG JRulesで各業務における判断やビジネスポリシーの変更を自動化することが可能。たとえば、法律が変化してもアプリケーションを変更することなく業務プロセスを対応できる。これにより、内部統制にも有効な柔軟かつ透過性の高いプロセスを基盤としたIT環境を構築できる。

アイログの和多田氏 アイログのゼネラルマネジャー、和多田茂氏。

 アイログのゼネラルマネジャー、和多田茂氏は、「BPMSとBRMSは、互いに補完する関係の技術だ。2つの製品を組み合わせることで、業務を可視化し、複雑な判断を整理し、業務の流れとルールのコントロール環境を実現できる」と話す。

 日本プロセスとアイログは、両社のパートナを通じて、金融、保険、製造、テレコム業界および自治体や官公庁をターゲットにソリューションを販売する。またセミナーの共催や公認会計士/コンサルティング会社などと協調するなど、マーケティング活動においても共同で推進していく計画だ。

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