日本IBMと、花王の100%子会社である花王インフォネットワークは7月25日、「IBM System i5」サーバ向けOS「i5/OS」用の企業間電子商取引(BtoB)ソフト「i_EDIPACK」を8月上旬より販売すると発表した。価格は200万円からとする。
i_EDIPACKは、花王インフォネットワークがUNIXサーバ向けに提供してきたBtoBソフト「EDIPACK」を、i5/OSに対応させた製品だ。EDIPACKを導入すると、「取引先が20社程度の企業の場合、3割程度の運用コスト削減実績がある」(両社)。さらに、両社は「煩雑な運用を統合することができるため、取引先からの要請に対して個別システムを構築する場合に比べ、5割程度の運用コスト削減実績がある」とする。
i5/OS上で利用可能なi_EDIPACKを提供することで、System i5ユーザーの多い中規模企業でも導入が容易になったという。
なお、花王インフォネットワークは、i_EDIPACKの開発時に日本IBMのSystem i対応パートナー向け支援プログラムを利用した。これにより、日本IBMからSystem i5、i5/OS、「WebSphere」「DB2」「UDB」に関する技術支援を受けたほか、検証施設「System iイノベーション・ラボ」で稼働検証を実施できた。今後、両社は共同でマーケティング活動を展開していく。