「個人情報保護法への対応が一通り完了した企業は80%超」--NRIセキュア調べ

CNET Japan Staff

2006-07-27 15:33

 NRIセキュアテクノロジーズは7月26日、東証1部・2部上場企業を中心とする企業約3000社を対象として、2006年5月に行った「企業における情報セキュリティ実態調査2006」アンケート調査の結果をまとめたことを発表した。

 同調査によれば、「個人情報保護法への対応が一通り完了した」と考えている企業の割合は、前年調査の54.8%から80.3%に増加し、今後の情報セキュリティ投資は「金融商品取引法(日本版SOX法)への対応」が68.4%と最も高かった。ノートPCに対するセキュリティ対策については、72.1%の企業がWinnyなどの「ファイル交換ソフトウェアの使用を禁止」しており、47.6%が「個人情報や機密情報の保存を禁止」している。

 さらにファイル交換ソフトウェアによる情報漏えいの防止対策について聞いたところ、8割以上の企業が「業務における私有PCの使用を禁止」と回答。「ファイル交換ソフトウェアのインストール・使用を禁止するルールの策定・適用」や「情報の社外持ち出しルールの策定・適用」を6割以上の企業が実施している。

 この調査は今回で5度目。14カテゴリー、48の質問項目について回答を得た。回収サンプル数は449、回収率は15%。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]