7割がOSSシンクライアントでの日常業務が可能--サン、沖縄県浦添市役所でのOpenSolaris実証結果を発表

CNET Japan Staff 2006年07月31日 20時01分

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 サン・マイクロシステムズは7月31日、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2005年度公募事業「自治体におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」においてOpenSolarisが採用されたことを受け、OpenSolarisのディストリビューションであるSolaris10デスクトップ環境と沖縄県浦添市役所の基幹業務システムの連携が可能なことを実証したと発表した。

 「自治体におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」は、自治体におけるオープンソースソフトウェア(OSS)を活用したデスクトップ環境の本格的な普及促進に向けて、OSSの効果的な活用分野、機能要件、経済的効果、導入および運用に関する課題を明らかにすることを目的としている。同事業では、OpenSolarisがOSI(Open Source Initiative)公認のOSSであること、すでに「opensolaris.org」などの開発者コミュニティが存在していること、ユーザからのニーズを取り入れて機能拡張されていることなどを評価し、同製品を採用した。

 実証実験は、沖縄県浦添市役所で2005年11月中ごろから2006年6月末にかけて実施された。この実験では、デスクトップ環境における管理・運用コストの削減に向けて、OSSを活用したシンクライアント環境の実証実験も同時に実施し、OSSデスクトップおよびOSSシンクライアント環境とWindowsデスクトップ環境の比較検証が行われた。

 なお、実証実験後に約90人の浦添市役所職員にアンケート調査を行ったところ、OSSデスクトップ環境あるいはOSSシンクライアント環境を利用して日常の業務が可能と答えた割合は70%強。つまり、2割以上のユーザーが現状のOSSでは困ると答えたことになる。

 実証実験で使用した主要なソフトウェアは、Solaris 10のほかに、デスクトップ環境がGNOME、PIMとしてEvolution、ウェブブラウザにMozilla、これらを含むSun Java Desktop Systemとなっている。オフィスソフトとしてはStarSuite 8、日本語入力にはATOK、リモートデスクトップソフトにはrdesktopが利用されている。また、サーバにはSun Ray Server Software 3.1が、ハードウェアとしてはシンクライアントとしてSun Ray 1gを、サーバのハードウェアはAMDのOpteronを搭載したSun Fire X2100となっている。

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