Sybase TechWave 2006開幕--業績好調で10億ドル企業実現に自信を深めるサイベースのCEO

山下竜大(編集部) 2006年08月08日 21時40分

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 Sybaseは8月7日、ネバダ州ラスベガスのホテルで「Sybase TechWave 2006」カンファレンスを開幕した。46カ国から1600名以上が来場した同イベントの基調講演で、Sybaseの社長兼CEO(最高経営責任者)であるJohn Chen氏は、「Unwired Enterprise」という明確な戦略やパートナーとの協力が同社の好調な業績を支えていることを紹介。さらに競合との差別化を促進する新製品「Sybase Data Integration Suite」を発表した。

 Sybaseは2006年7月に、6月30日終了時点での2006年度第2四半期の決算について発表している。第2四半期のライセンス売上は、対前年比22%増の8310万ドルで、総売上は、対前年比5%増の2億1560万ドルと報告されている。

サイベースのCEO TechWave 2006で講演するSybase社長兼CEO、John Chen氏。

 Chen氏は、「ビジネスの中核である3つ領域の成長は、公開企業として過去12年間で最も高いライセンス売り上げとサイベースの歴史の中で最も高い第2四半期における営業利益率をもたらした。この実績は、強力なUnwired Enterprise戦略とそれを実現するソリューション群により実現された」と話した。

 同氏はまた、Sybaseの好調がパートナーや開発者の貢献に支えられていることにも言及。「開発者は、2002年から現在に至り約200%の成長を遂げている。また、パートナーの売り上げは2005年のライセンス売り上げの46%を占めている。約1400のパートナーが、2006年上半期だけで1500以上の新しいアプリケーションを発表している」(Chen氏)ことを紹介した。

 Sybaseがビジネスの中核としている3つの領域とは、「Data Management」「Data Integration & Analysis」「Enterprise Mobility」であり、今後この3つの領域に対し、それぞれ製品やソリューションを投入していく計画だ。その第一弾として同イベントでは、「Sybase Data Integration Suite 1.0」の出荷を、2006年第4四半期に開始することが発表されている。

 Sybase Data Integration Suite 1.0は、「Sybase Replication」「Sybase Data Federation」「Sybase Real-Time Events」「Sybase Search」「Sybase ETL(Extract/Transform/Load:抽出/変換/ロード)」で構成されるスイート製品。企業データの統合に必要な全ての機能を提供する。

 同スイート製品により、企業の中に散在する異なるデータソースを柔軟かつ容易に統合することが可能。ビジネス・インテリジェンス(BI)やコンプライアンス、CRMなどの複雑なデータに基づくアプリケーション構築を容易にし、ビジネスにおける競争力を強化することが可能になる。

 中でもSybase ETLは、同社が2006年6月に買収を発表したSolondeの技術に基づいて開発されたもの。Sybaseでは、このほかにも3つのコア領域に必要な技術を買収により積極的に取り入れている。

 Chen氏は、「Sybaseが10億ドル(1Bドル)企業を目指すためには、モバイル領域は主要な分野になる。バックエンドのデータベース、モバイルアプリケーション分野、データ統合分野を提供できるエンタープライズソフトウェアベンダーであることが、Sybaseの競争優位性につながっている」という市場調査会社であるThe 451 Groupの報告を紹介。「アナリストも、Sybaseの現状を好意的に見ている」ことを強調した。

TechWaveの会場 46カ国から1600名以上が来場する「Sybase TechWave 2006」カンファレンス。
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