セイコープレシジョンは9月5日、時刻認証機能付き電子メールサーバ「時刻認証電子メールゲートウェイ(GW)」を発表した。2006年12月から、150万円で販売する予定。
時刻認証電子メールGWは、通過する電子メールに時刻認証を行い、送信時刻証明と原本性証明を付与する。オレンジソフトが開発に協力した。セイコープレシジョンでは、「既存の電子メールシステムに対して、ほとんど影響を与えることなく容易に設置、運用可能」としている。
個々の電子メールそのものに送信時刻と原本性の保証を与えるため、廉価な保管システムと接続するだけで、内部統制への対応に必要なシステムを構築できるという。「さまざまな内部統制対応ソリューションのなかでも、即効性と低リスクを兼ねた解決法の1つ」(セイコープレシジョン)
なお、セイコープレシジョンは時刻認証電子メールGWを同社の時刻認証局「サイバータイム時刻認証サービス」と組み合わせ、エンシュアテクノロジのASPサービス向けに先行リリースする。時刻認証電子メールGWの製造/販売、時刻認証電子メールに対する時刻認証サービスの提供、時刻同期管理関連サーバの販売/製造、および関連SI事業により、今後3年間で20億円の売り上げを見込む。