デルは9月7日、「PowerEdge SC」サーバシリーズの最新版となる「PowerEdge SC1430」を発表した。同日より出荷開始する。
PowerEdge SCサーバは、最新技術を搭載しつつ、低価格を実現した製品だ。個人事業主や小規模なワークグループ、中規模ビジネスでの部門単位増設用、ハイパフォーマンスコンピューティングクラスタなどをターゲットとしている。
今回発表したSC1430は、インテルが5月から6月に発表した「Xeon」プロセッサの5000番台(開発コード名:Dempsey)および5100番台(開発コード名:Woodcrest)を搭載した。メモリはFully Buffered DIMMs(FBD)DDR2を採用している。
SC1430は、デルが中規模〜大規模向けのサーバとして提供している「PowerEdge」シリーズの第9世代サーバとほぼ同等の機能を備えた廉価版という位置づけだ。第9世代サーバほどの拡張性はないものの、最少構成価格は、プロセッサがXeon 5050、メモリ512Mバイト、ハードディスク80Gバイトで11万8440円(税込み)と、PowerEdgeシリーズで同様のスペックを購入した場合の約半分から3分の1程度の価格となる。オプションとして、マイクロソフトの「Windows Small Business Server 2003 R2」のプレインストール版を選択することもできる。
SC1430は、前機種のSC1420と比べ、約36%の省スペース化を実現しており、筐体の大きさは、高さ445mm、幅167.6mm、奥行き457mmとなっている。