「FirePass」を中核にSSL VPN市場の拡大とユニバーサルアクセス実現を目指すF5

山下竜大(編集部) 2006年09月07日 02時48分

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 ビジネスを成功に導くためには、IT投資は不可欠な条件であることに疑う余地はないだろう。ビジネスにおいてITの有効性が期待されているのは、人と情報をつなぐことだ。このとき、人と人の間でやり取りされる情報の機密性をいかに確保するかがIT投資の成否を占う大きな鍵のひとつとなる。

 F5ネットワークスジャパンの代表取締役社長、長崎忠雄氏は、「セキュリティを確保するためのポイントは、情報の“5W1H(When、Where、Who、What、Why、How)”を明確にすることだ」と話す。

 システムでコントロールすべき要因とは、たとえば「業務時間内なのか、業務時間外なのか」「平日なのか、休日なのか」といった時間の要因や「社内LANなのか、リモートアクセスなのか」といった場所の要因、「正社員なのか、アルバイトなのか」など人の要因、「ファイルなのか、メールなのか」といった“何を”という要因など、複数の要因を同時に管理することが必要になる。

 このとき、ネットワーク機器の導入や設置、システム管理者の人件費など、コスト面での課題や、ユーザーが期待するセキュリティレベルと現実のギャップなどが課題として挙げられる。これらの課題を解決するためのソリューションとして、F5ネットワークスが提唱しているのがSSL VPNの未来型ともいえる「ユニバーサルアクセス」の実現だ。

ユニバーサルアクセスの中核「FirePass」

 F5ネットワークスが目指すユニバーサルアクセスについて長崎氏は、「ネットワークにつながるすべてのユーザーが、無線LAN、企業内LAN、リモートアクセスなどのあらゆるネットワーク環境で、さまざまなクライアント端末を利用して、高いセキュリティのもとに企業リソースにアクセスできる環境を実現することを目的としたもの」と話す。

 このユニバーサルアクセスを実現するための中核となる製品が、同社のSSL VPN製品である「FirePass」だ。

 FirePassは、インターネットを経由して社内ネットワークにアクセスするリモートアクセス環境はもちろん、社内LANからの社内ネットワークへのアクセス、社内LANから社外のインターネットへと、あらゆるネットワーク環境へのアクセスをポリシーベースで集中管理することができる特長を持つ。ポリシーは、ビジュアルポリシーエディタを使用することで容易に設定することができる。

 長崎氏は、「FirePassは、ユーザーに依存しないセキュリティポリシーの運用が可能なこと、きめ細かいセキュリティチェックおよびアクセスコントロールが可能。また、低コストで高い効果が期待できることなどの特長も兼ね備えている」と話している。

F5の長崎氏 「後発でありながらナンバーワンになれたのは、日本のニーズに合った製品を提供しているから」とF5代表取締役社長の長崎氏。
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