IT系メディアの先駆者、Ziff-DavisのW・ジフ氏が76歳で死去

文:Candace Lombardi(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年09月12日 15時58分

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 出版王のWilliam B. Ziff Jr.氏が9月9日死去した。享年76歳。Ziff氏は、出版帝国Ziff-Davisを築いた技術メディアのパイオニアとして知られる人物である。

 前立腺ガンを患っていたZiff氏は、ニューヨーク州ポーリングにある自宅で亡くなった。Ziff氏は技術メディアの父として認知されており、業界の今日のリーダーに多大な影響を与えた。

 「わたしにとって、Bill(Ziff氏)は知的さと誠実さを併せ持つ人物だった。彼の知性とおそれをしらない好奇心こそ、私が彼の下で働くのが好きだった理由だ」とCNET Networks(CNET News.comの運営会社)のエグゼクティブバイスプレジデント、Joseph Gillespie氏は述べた。Gillespie氏は、Ziff氏の下で15年間Ziff-Davisの営業およびマーケティングを担当した。

 Ziff氏は父、William B. Ziff Sr.氏がBernard G. Davis氏とともに1927年に設立した出版会社、Ziff-Davisを基礎にメディア帝国を築き上げた。1955年から1970年の間、Ziff氏は自社のポートフォリオに、Car & Driver、Yachting、Popular Photography、Backpacker、Modern Brideなどの人気雑誌を次々に加えた。

 1980年代には、Ziff氏のリーダーシップの下、Ziff-DavisはComputer Gaming World、Electronic Gaming Monthly、Expert Gamer、PC/Computer、PC Weekを創刊し、現在CNET Networksが所有するZDNetなどを立ち上げた。また、1982年には、PC Magazineを買収している。

 Ziff氏は1994年、家族の所有するZiff-Davisの株式の95%を14億ドルで売却した。遺族は、妻のTamsen Annsさんと3人の子供、Daniel氏、Dirk氏、Robert氏、それに4人の孫で、子供たちは現在、金融機関Ziff Brothers Investmentsを経営している。

 Ziff家の関係者はZiff氏死去を認めている。Ziff氏死去は、ブロガーのColin Crawford氏が9月10日に最初に報じた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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