SAP、「SAP Discovery System」を発表--SOAの導入を支援

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年09月13日 20時26分

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 SAPは米国時間9月12日、同社の企業向けモジュラーアプリケーションを最新版にアップグレードするプロセスを円滑化することを目的とした製品開発の詳細を発表した。

 SAPでプロダクト&テクノロジグループのプレジデントを務めるShai Agassi氏は、ラスベガスで開催されているTechEdカンファレンスで、ハイテク企業の幹部や開発者らに対し、同社の計画の概要を説明した。

 同カンファレンスでAgassi氏は、「SAP Discovery System」を発表した。この製品は、サービス志向アーキテクチャ(Service-Oriented Architecture:SOA)の「スターティングポイント」となることを意図して作られたソフトウェアコンポーネント群であり、SAP製アプリケーションのモジュール性や柔軟性の強化を意図したシステム設計になっている。

 Agassi氏はさらに、SAPはアップグレードの迅速化を図るため、製品のリリース方法を変更すると発表した。

 同氏によると、SAPは今後、密接に関連したコンポーネントの大規模なアップグレードをリリースするのではなく、毎四半期あるいは2四半期毎に、より小規模のパッケージをリリースするという。

 これらのパッケージは、人事や出張管理など、SAP製アプリケーションの一部に対応するように出され、顧客はこれをインストールするか否かを選択できる。

 パッケージは全て、SAPの主力製品で、ビジネスプロセスの自動化を実現する「mySAP ERP 2005」と連係する。

 Agassi氏は、「(Discovery Systemは)基礎となる、そして継続的な強化が可能な安定したコアとして機能する」とし、さらに「(同システムを利用することにより)ユーザーは自分のペースで柔軟な革新を実行できるようになる。またユーザーは、われわれが提供したサービスをわれわれが想定しなかった様々な方法でそれらの使用法を決定できる」と語った。

 SAPは顧客らに、同社のアプリケーションスイートの最新版へのアップグレードを促そうとしている。それらの最新版は、SOAに基づいて再構築されたものだ。Agassi氏によると、この「ビジネスプロセスプラットフォーム」を導入すると、より迅速に革新的なソフトウェアを開発できるようになるという。

 SAP Discovery Systemは、同社のサービス志向型アプリケーションスイートを比較的簡単に導入できるように作られている。

 同製品には、「NetWeaver」インフラソフトウェア、Javaベースのサービス開発用ツール、さらに複数のアプリケーションのサンプルが含まれている。Agassi氏によると、SAPは12日に同パッケージのプレビュー版をリリースしたという。

 またTechEdカンファレンスでは、同社の幹部らが、SAP Enterprise Searchと呼ばれる検索エンジンなど、現在同社が開発中の製品の最新情報を発表した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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