沖電気、NGN事業への強化に向け組織再編--技術者1200人体制へ

ニューズフロント

2006-09-14 18:15

 沖電気工業は9月14日、次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)事業への取り組みを強化するため、10月1日付けで組織再編を実施すると発表した。グループ内に分散していた開発リソースを集めて1200人規模の開発体制を構築し、「商品化を加速する」(沖電気)。

 沖電気は、これまでNGNの「アクセスネットワーク」「ホームネットワーク」「ネットワークサービスプラットホーム」「コアネットワーク」という4領域を注力分野と位置付け、事業を展開している。具体的には、以下に示す製品を手がけてきた。

  • アクセスネットワーク:通信事業者と家庭や企業をつなぐ部分向けの、メタル回線、光ファイバ、無線の各アクセスシステム製品
  • ホームネットワーク:家庭環境に設置するシステム製品
  • ネットワークサービスプラットホーム:各種通信サービスを提供するための通信事業者向け大規模ソフトスイッチなど
  • コアネットワーク:通信事業者のネットワークの核となるネットワークシステム

 これら領域で共通して必要な無線技術、IPネットワーキング技術、光伝送技術の強化を図るため、沖テクノクリエーションを沖電気に吸収合併するとともに、沖コムテックの開発技術者を沖電気に出向させる組織再編を実施する。これにより、沖電気のNGN開発体制は1200人規模となる。

 沖電気は、NGN注力分野の新製品を2006年10月から順次発表していく。2009年3月末には、NGN関係商品の売上高1000億円を目指す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]