デル、仮想化ソリューションを本格化、「今年後半は本格的な導入が加速」

WebBCN (BCN) 2006年09月21日 11時47分

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 デル(ジム・メリット社長)は9月20日、9月12日に提供開始した仮想化ソリューションについて記者説明会を開催した。

 ソリューションでは、複数台の物理サーバーを仮想マシンとして統合するインフラストラクチャである「VMware」製品を、デルのサーバー「PowerEdge」シリーズと合わせて販売するほか、VMware社の仮想化ソフト「VMware Infrastructure3」、仮想化管理ツール「同 VirtualCenter2.0」に対応した仮想化環境構築サービスを提供する。

 説明会で、布谷恒和・エンタープライズマーケティング本部ソリューション&アライアンスグループマネージャは、「ベンダー側が独自のアーキテクチャをユーザーにアプローチするスケールアップが中心だった80年代から90年代ごろに対し、00年後半以降のIT化は、グーグルモデルと言われる業界標準技術を用いたユーザー側が選ぶスケールアウトアプローチである」ことを例に挙げ、デルは、「安価で安定した業界標準コンポーネントを使い、サーバー、ストレージ、 DPS(コンサルティング部門:デル・プロフェッショナル・サービス)を提供する」と、スケールアウトを後押しする考えを述べた。

 また、布谷マネージャは、サーバーの仮想化について、「現状では、言葉が先行しているように感じるが、仮想化は目的ではなく、手段であり、米グーグルのエリック・シュミットCEOが02年にマスコミに発表した言葉を借りると、技術そのものが企業にメリットをもたらすということではなく、使い方がメリットをもたらすという考え方」と指摘。どのようにITを使えばビジネスのスピードを上げて、コスト削減に貢献できるかを第一に考え、ユーザーにとって最適な提案をすると強調した。「ベンダー主導から、ユーザー主導のITインフラの構築」が、デルの真骨頂であるとした。

 その上で、「デルのサーバー仮想化は、ニアリーイコール“VMware”である」として、仮想化ソリューションでトップクラスの「VMware」を採用し、サーバーの継続的な増殖による、スペース、熱、消費電力の削減や調達、保守、運用などのコスト削減など、ITインフラの整理のために仮想化の活用を推進していく。

 また、サーバーの仮想化は、「05年から06年前半にかけて、先進的ユーザーが導入しており、技術検証が行われているため、今後のユーザーはある程度リスクを排除して導入できるようになってきている」という。今年後半は、「すでにプロジェクトが立ち上がっている案件もあることから、本格的な導入が加速するだろう」と見ている。

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