メルー、エッジからコアまでをワイヤレスで構成する「Wireless Backborn Systems」を日本展開へ

田中好伸(編集部) 2006年10月05日 20時01分

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 メルー・ネットワークスは10月3日、エッジからコアまでをワイヤレスで構成するITインフラシステム「Wireless Backborn Systems(ワイヤレス・バックボーン・システムズ)」(WBS)を日本市場で展開すると発表した。価格はオープン。11月1日に出荷を開始する予定だ。

 同システムでは、有線の音声とデータのバックボーンをオールワイヤレス・バックボーンへと移行することができる。たとえば、オフィス内にケーブルをはりめぐらす手間をかけず、すべてのレベルのインターネットワークモデルの特長を実現するという。

Vaduvur Bharghavan Meru NetworksのCTOを務めるVaduvur Bharghavan氏

 米Meru Networksの最高技術責任者(CTO)のVaduvur Bharghavan氏は、WBSが開発されるに至った背景について、こう語る。

 「バックボーンをワイヤレスにしたいというユーザーの要望は大きく分けて(1)インドアとアウトドアのセキュリティを一括管理したい(2)屋内であっても有線を弾くのが難しいケース(3)PCとアクセスポイント(AP)の間だけでなく、すべてをワイヤレスにできないか――という3つだ」

 (1)は、たとえば大学や病院などの広い場所で無線LANを利用するとき、建物の中と外では、有線と無線とでネットワークシステムが異なったりするケースが多く、そのためネットワーク管理者は煩雑な管理作業に強いられることがある。そうした問題をなくすには、エッジからコアまですべてのネットワークを無線LANにしてしまうという解決策が登場することになる。

 (2)については、たとえば工場がそうだ。工場は確かに屋内ではあるが、機械設備の位置関係でイーサネットケーブルを配線するのが難しいということだ。また、最近の工場は、さまざまな部品や製品を素早く作るために、頻繁にラインそのものを変えることが多くなっている。そうした度重なるレイアウトの変更も、WBS開発のきっかけとなっているのである。

 日本では11月に出荷開始となるWBSの「想定顧客は広いキャンパスを持つ大学、病院、工場になる」(Bharghavan氏)。Bharghavan氏は「工場や病院のインドア、アウトドアで自由にネットワークにつながることが求められている。また工場や病院の場合、ネットワークを使える範囲が建物全体に広がってほしいが、有線で賄うのは厳しいといった状況に応えることができるのがWBSだ」と説明する。

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