マイクロソフトは10月16日、アジレント・テクノロジーやデータ・デザインとともに、組み込みシステム開発向けプロジェクト管理方法論の普及活動を共同展開すると発表した。3社は、組み込みシステム開発の「見える化」を実現するという。
納期や品質の課題解決に向けてプロジェクト管理が利用されるものの、マイクロソフトは「組み込みシステム開発における成功事例は少なく、現在のところプロジェクト管理手法が確立していない」と指摘する。「これは、組み込みシステム開発固有の開発事情を考慮したプロジェクト管理の仕組みが明確化されていないことが一因」(マイクロソフト)
3社は組み込みシステム開発の固有事情を考慮したプロジェクト管理手法の普及を目的とし、啓発活動を共同実施していく。
具体的には、共同セミナーの開催、ウェブサイトでの成果物やテンプレートの公開、事例の公開などを行う。たとえば、プロジェクト管理ソフト「Microsoft Office Project」の活用事例を公開し、ユーザーが自社の開発プロジェクトに適用可能なテンプレートを提供する。