IBM、「IBM Information Server」を発表--まったく新しい製品カテゴリの躍進に期待

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2006年10月17日 11時07分

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 IBMは米国時間10月16日、11月中に多目的「インフォメーションサーバ」をリリースすると発表した。同社の幹部によれば、新しいカテゴリに属す製品で、他社の追随対象ともなるものだという。

 今回の「IBM Information Server」に関する発表は、IBMがカリフォルニア州アナハイムで今週から開催している「Information On Demand」カンファレンスにおいて行われた。

 Information Serverは、一般的には単一アプリケーションの情報を保存しておく従来のデータベースやファイルサーバとは異なり、複数の情報ソースに対するゲートウェイのような働きをして、特定の用途に合わせデータを再フォーマットすることができる。

 例えば、営業用アプリケーションに問い合わせを行い、その結果をほかのソースから取得した在庫データと結合させるといった利用法が考えられる。

 IBMは2006年に入り、同社のソフトウェアおよびサービス事業における成長株として、インフォメーションマネジメントの分野を挙げていた。米国時間10月13日に契約締結が完了したコンテンツ管理サーバ企業FileNetなどの買収を通して、同分野の製品ラインアップ拡充も図っている。

 IBMの「Information on Demand」対応製品およびソリューション担当バイスプレジデントであるTom Inman氏は、IBM Information Serverのリリースによって、同社は複数のコンポーネントを1つの製品にまとめることができるようになったと説明している。

 同サーバには、データを任意の形式に「クレンジング」したり、ほかのソースのデータを記述する「メタデータ」を管理したりするツールが実装されているという。同サーバの基礎となっている技術は、Ascentialやその他の企業の買収によってIBMが取得したデータ統合ソフトウェアのものだ。

 「ごく一部の企業が同種の製品を手がけているが、1つのソフトウェアに各種機能が盛り込まれているIBM製品のような、奥行きと深さを併せ持つものは存在しない」(Inman氏)

 1990年代に登場し、数十億規模の市場を持つに至ったアプリケーションサーバと同じく、豊富な機能を備えたインフォメーションサーバも「まったく新たなカテゴリを形成し、競合社の参入が相次ぐことになる」と、Inman氏は展望を述べた。

 IBMの「DB2」データベースおよび「WebSphere」アプリケーションサーバが同梱されたInformation Serverの価格は、12万5000ドルから。

 Inman氏は、基礎となるインフォメーションサーバと連係可能な特殊アプリケーションを開発していくことが、同社の当面の戦略であると語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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