Goyal氏は、「アプリケーションサーバ製品は、Webアプリケーションを開発するために必要な機能をひとつに統合し、さらにセキュリティ、拡張性、信頼性、再利用性を高めてきた。新たに登場したインフォメーションサーバ製品により、ビジネスプロセス統合に必要な機能を統合された機能として提供できるのはもちろん、高い信頼性、生産性、コラボレーション、再利用性を確立できる」と言う。
IBM Information Serverは、現在75社の顧客企業およびパートナー企業でベータテストが実施されており、2006年11月初旬には正式リリースされる計画という。IBMでは、インフォメーションサーバ製品市場が、2009年までに年間平均成長率(CAGR)で18%増、690億ドル市場に成長すると見込んでいる。
日本企業がCTOイノベーションアワードを受賞!
同カンファレンスではまた、IBMのテクノロジを活用した優れたパートナー企業を表彰する「CTOイノベーションアワード」の受賞企業も発表された。同カンファレンスに出展している企業だけでも120社以上がひしめくIBMのパートナー企業のなかで、見事このアワードを受賞したのは、日本企業である「ジャストシステム」だった。
ジャストシステムは9月22日より、同社のXMLアプリケーション開発/実行環境「xfy EnterpriseSolution 1.0」とIBMのDB2 9を連携させるアダプタ「xfy Database Adapter for DB2 9」を組み合わせた「xfy Enterprise Solution for DB2 9」を提供している。
両社は、2005年11月17日にアトランタで開催された「XML 2005 Conference & Exposition」において、xfyと当時は開発コード「Viper」と呼ばれていたDB2 9を連携したデモを実施しており、それからの取り組みと、そのテクノロジの将来性が評価されての受賞となった。
なおジャストシステムは同日、日本のソフトウェアメーカーとして初めて、包括的な協業契約(Teaming Agreement)を締結したことを発表。今後も両社が密接に連携して、xfyとInformation Server市場における世界展開を推進するための協業プログラムを積極的に展開していくことを明らかにしている。