宇宙通信、人工衛星を応用した広域分散ストレージの実証試験を実施

CNET Japan Staff 2006年11月02日 01時28分

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 人工衛星大手の宇宙通信は10月30日、衛星通信の消失訂正技術を応用した次世代分散ストレージシステムの広域実証試験を11月から実施すると発表した。

 次世代分散ストレージは、通信衛星の消失訂正技術を応用して日本全国に設置したストレージにデータを分散配置し、このストレージ群をあたかも巨大なストレージのように動作させる技術。抗災害性、高秘匿性、および大容量という特色を持つ。

 宇宙通信は、このストレージ技術の研究・開発を2003年度より開始し、2004年度にその中核となる情報分散エンジンを開発。2005年度はそのエンジンを利用した次世代分散ストレージシステムのプロトタイプを検証してきた。

 今回の試験では、災害対策やセキュリティに積極的に取り組んでいる通信会社・データセンターとの共同で、広域に確保した各センター間をインターネットで接続し、技術検証とパフォーマンスの確認を行う。

 この実証試験に協力する通信会社およびデータセンターは、北海道総合通信網(HOTnet)、インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(W&G)、日本デジタル配信(JDS)、ケイ・オプティコム(K-OPT)、キューデン・インフォコム(QIC)、ファーストライディングテクノロジー(FRT)。これらの拠点をインターネットや広域分散IX網で接続し、広域網においても速度や帯域利用率などに劣化がないことを確認する。

 試験終了後、さらなる大規模化試験を実施する予定だ。ストレージ上に検索機能を備えたセキュアな分散ファイルシステムを開発し、2007年度早期の商用化を目指す。

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