ビック東海は11月21日、大手ゼネコンの戸田建設が統合型メールASP型サービス「OneOffice Mail Solution Uシリーズ」の採用を決め、第1号のユーザー企業となったことを発表した。
Uシリーズは、ビック東海が戸田建設の要望を受け、無停止型サーバによる専用の統合型メールASP型サービスを提供したことをきっかけに、2006年10月から正式にラインアップされたサービス。
戸田建設は、専用サーバに独自の環境を構築し、自由にメール設定ができることに加え、運用管理・サポートをアウトソーシングできるため少人数での運用・管理に適していること、スパム対策、フィルタリング、アーカイブ、グループメールなどの機能を付加でき、低コストでセキュリティレベルが高められること、さらに高速・無停止で安心して対応できることがを評価し、採用した。
戸田建設で使用しているメールアカウント数は約5000件で、送受信数は頭打ち状態にあるものの、図面やデジタルカメラで撮影した画像の画素数、点数の増加に伴って添付ファイルが大容量化している。
年間のメールの総容量は数テラバイトを突破し、なお増え続けている。また、送信メールフィルタリングなどでシステムが受ける負担が大きく、障害への十分な対策が欠かせなかった。
ビック東海のOneOffice Mail Solutionは、2005年3月にリリースした企業向けの統合型メールASP型サービス。大容量メールボックスとウイルス対策機能を持つ「OneOffice Mail」、メールの全件保管や添付ファイルも含めた全文検索ができるメール保存システム「OneOffice Mail Storage」、スパム対策機能を提供する「OneOffice Mail SPAM Filtering」の3つで構成されている。