オペラ、新たなセキュリティ機能を追加へ--偽装サイト対策を強化

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-12-20 12:32

 Opera Softwareは米国時間12月18日、アクセス中のサイトが本物か偽装サイトかをユーザーにリアルタイムに知らせる新たなセキュリティ機能を自社のブラウザに追加した。

 同社が提供するブラウザ「Opera 8」のセキュリティ機能を拡張する狙いから、無償アップデートの「Opera 9.1」には、デジタル証明書プロバイダーのGeoTrustと、フィッシング詐欺の情報を提供しているPhishTankの技術が搭載される。

 OperaがPhishTankと手を組み、そこから提供されるAPIを利用することで、ユーザーはフィッシングデータの投稿、検証、追跡、および共有が可能になる。PhishTankは、フィッシング対策に力を注ぐDNSサービスプロバイダーOpenDNSとコミュニティーのメンバーによって運営されている。

 Operaは声明の中で、「PhishTankのオープンアクセスと、OperaでPhishTankデータを利用することで、情報共有を推進してフィッシング詐欺を一斉排除する機会を拡大していきたい」と述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]