富士通、設置面積が世界最小のPCサーバを発売 18万9000円から

ニューズフロント

2006-12-21 17:58

 富士通は12月20日、設置面積が世界最小という新型サーバ「PRIMERGY TX120」の販売を開始した。税別価格は18万9000円からとする。2007年2月中旬に出荷を始める。

 PRIMERGY TX120は、2.5インチSerial Attached SCSI(SAS)対応ハードディスク(HDD)や小型ヒートパイプの採用などにより、既存モデル「PRIMERGY TX150 S5」に比べ設置面積が3分の1、容積が4分の1になった。設置面積は395平方センチメートルで、スリムタワー型デスクトップPC本体と同等という。縦置きと横置きのどちらでも設置できる。

 ヒートパイプ冷却方式や、サーバ内部の温度に応じて冷却ファンの回転数を制御する機能、熱源となるプロセッサと冷却ファンを直線配置する構造を採用し、「32dB以下という世界最高水準の静音性を実現した」(富士通)。

 小型化の一方で、リモートサービス機能の標準搭載やRAID1機能付きSASコントローラなどで、富士通は「サーバとしての堅牢性を確保した」とする。

 プロセッサは、デュアルコア インテルXeon 3070(動作周波数2.66GHz)または同3040(同1.86GHz)。2.5インチHDDと組み合わせたことで、最大構成時でも消費電力を175Wに抑えた。

 富士通では、PRIMERGY TX120の目標販売台数を3年間で3万台としている。

TX120 右手前にあるのがTX120。その小ささが分かる

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]