NEC子会社と日立子会社、C言語対応システムLSI設計環境の強化で連携

ニューズフロント

2007-01-23 18:56

 NECシステムテクノロジーと(NECST)日立情報通信エンジニアリングは1月23日、C言語ベースのシステムLSI設計環境「CyberWorkBench」と試作開発プラットフォーム「LogicBench」を連携させ、システムLSIの設計・検証環境を強化すると発表した。

 CyberWorkBenchは、NECSTのシステムLSI設計環境。動作合成から形式検証に至るシステムLSI設計の全工程を、C言語で実行できる。一方LogicBenchは、日立情報通信のシステム試作開発用プラットフォームだ。

 まず、NECSTはCyberWorkBenchの検証環境にLogicBenchを追加し、システムLSI検証環境の強化を図る。日立情報通信は、LogicBenchの対応プラットフォームにCyberWorkBenchを加え、アルゴリズム設計からFPGA試作までカバーできる検証プラットフォームを提供する。

 こうした強化策により、1000万ゲート以上という大規模システムLSIの論理マッピングが可能となる。さらに、LogicBenchとPCを連動させるPCI拡張ボード「VirtualTurbo」を利用すると、モデル検証を従来に比べ数100倍速い数10MHzに高速化できるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]