IBMの次期デュアルコアプロセッサ「POWER6」--高性能と省電力を両立

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:吉武稔夫、高森郁哉 2007年02月13日 23時41分

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 サンフランシスコ発--大型サーバの設計ではマルチプロセッサシステムが普通だが、IBMの次期チップ「POWER6」では、1台のサーバに搭載できるプロセッサ数が今までの2倍に増える。

 IBMの現行デュアルコアプロセッサ「POWER5+」の場合、1台のサーバに最大32基まで搭載できる。しかし、POWER6の設計を担当しているBrad McCredie氏とJosh Friedrich氏によると、POWER6では2倍の64基まで搭載できるようになるという。Friedrich氏は、POWER6のメモリサブシステムの開発を率いた人物だ。

 Friedrich氏は取材に応え、「これほど多くのプロセッサを搭載したサーバがすぐに出回ることはないだろう」が、IBMは実際、性能が向上したこのマルチプロセッサを搭載するサーバを売り出す計画だと述べた。Friedrich氏は米国時間2月12日、「International Solid State Circuits Conference」で講演し、POWER6に関する資料を発表した。

 IBMは、多くのプロセッサを搭載して複数のタスクを同時に処理する冷蔵庫サイズのシステム、いわゆる「ビッグアイアン」の主要メーカーだ。こうした最上位機種の能力を使い切るほどのタスクを抱える顧客は少ないが、サーバをパーティションに分割して業務ごとに割り当てるといった活用もできる。

 POWER6を搭載した最初のシステムは、2007年半ばに出荷予定のローエンドモデルとなる。これは、当初の予定よりも若干遅れ気味だ。IBMが2004年に発表したロードマップでは、POWER6の出荷が2006年、その改良型の「POWER6+」の出荷が2007年となっていた。

低消費電力設計

 総合的にみれば、POWER6はPOWER5+の消費電力を超過することなく、2倍の性能を発揮できると、IBMは説明している。プロセッサやコンピュータの設計者にとって、消費電力や廃熱は大きな問題となりつつあり、消費電力の削減が急務となっている。

 POWER6では複数の節電技術を採用している。Friedrich氏は、POWER6には「nap(居眠り)」と呼ばれる休止モードがあり、サーバのOSがアイドル状態のときは消費電力を30〜35%削減できると述べた。さらに、負荷試験を実行してOSがビジー状態のときでも、消費電力を10%削減するという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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