「Siebelは手作りシステムより戦略的」--日本オラクル、CRM最新版をアピール

藤本京子(編集部) 2007年02月16日 18時42分

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 日本オラクルは2月16日、「Siebel CRM Release 8(Siebel 8)」の製品説明会を開催した。同製品は、オラクルが米国時間の1月31日に世界同時に発表したアプリケーション最新版5製品の中の1つだ。

 日本オラクル 執行役員 アプリケーションマーケティング本部長の藤本寛氏は、現在のCRM市場について、「SiebelのCRMはこの市場でシェア1位だが、いまだ手作りの製品が使われていることも多い」と述べ、Siebel 8で手作り製品の置き換えを進めたい考えを示した。

藤本氏 「戦略的ツールとしてSiebelを使ってほしい」と日本オラクルの藤本氏

 藤本氏によると、これまでのCRMは業務を支援するタイプのもので、単一の目的であれば手作りのシステムで対応できたという。しかし、これからのCRMは変化にも柔軟な対応が必要で、「顧客管理のためのシステムというよりも、顧客戦略のための基盤とならなくてはならない。経営陣も、業務効率化よりも成長することにフォーカスしている」(藤本氏)として、Siebel 8はこうした企業のニーズを満たすものだとした。

 Siebel 8の新機能としてオラクルが強調する点は、「ユーザビリティを向上したこと、ビジネスへの適合性を強化したこと、そしてTCOの削減を実現したことだ」と、日本オラクル アプリケーションマーケティング本部 CRM&SMEビジネス推進部 ディレクターの塚越秀吉氏は説明する。

 ユーザビリティという観点で強化された機能としては、タスクベースのインターフェースで不慣れなタスクはガイドが提供されること、ビジネスプロセスをリアルタイムで変更できること、安全で総合的な検索機能を充実させたことなどがある。

 また、ビジネス適合性という観点からは、セールス、マーケティング、カスタマーサービスの基本機能を強化したほか、業務対応ソリューションの機能強化や、ビジネスルールの変更を簡素化したりワークフローを強化したりすることで、変化に対応しやすくなった。

 TCOの削減は、SOA Webサービスにより、カスタムユーザーインターフェースなどが開発可能となったこと、アプリケーション導入管理を改善したこと、スケーラビリティや管理性を改善したことなどで実現するとしている。

 藤本氏は、「2007年問題やJ-SOX法施行直前ということなどから、2007年は変化を求められる年。この変化を味方にして、Siebelは勝つ」と述べた。

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