日本HP、ネットワークとストレージ接続を仮想化するブレード関連製品を出荷

CNET Japan Staff 2007年02月23日 20時02分

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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月22日、同社のブレードサーバ「HP BladeSystem c-Class」に関連する新製品およびサービス群を発表した。

 今回の発表で同社は、ブレードシステムにおけるネットワークの仮想化を実現し、柔軟で利便性の高いシステムを実現する新製品「HPバーチャルコネクト」の販売開始を明らかにした。

 同製品は、HP BladeSystem c7000エンクロージャの背面に挿入するインタフェースカード型の製品で、エンクロージャの内部配線を通じて、ブレード型サーバにネットワークおよびストレージ接続の仮想化機能を提供する。

 サーバの増設や交換などのシステム変更を行う場合、同一機種であっても、LANやSANのポートのアドレスが異なるため、ネットワーク装置やストレージ装置の設定変更が必要となる場合がある。また、多くの企業では、社内のサーバ管理グループとネットワーク/ストレージ管理グループが分かれており、システムの増設や変更のたびに所定の手続きや会議を経て情報を交換する必要もある。そのため、実際は数時間で済む作業でも、システム変更に数日や数週間を要するケースは珍しくないというのが実情だ。

 HP バーチャルコネクトは、LANやSANのポートの固有アドレスを仮想化し、エンクロージャのスロットに割り振ることができる。このため、故障時にサーバを交換しても、スロットからそれまで利用していた固有アドレスを引き継ぐため、LANやSANの設定を変更する必要がない。

 また、HP バーチャルコネクトは、サーバを挿入していない空きスロットにもアドレスを設定できる。エンクロージャの導入時に、あらかじめ各スロットにLANやSANの全体設計に基づく固有アドレスの設定を行うことで、サーバの増設のたびにLANやSANを再設定する必要がなくなる。

 さらに、HP バーチャルコネクトの使用時には、SANブート環境に複数のOS環境を用意すれば、管理ツールの画面でスロットに割り振る接続プロファイルを変更するだけでサーバの動作OSを変更できる。所要時間が5分程度で、例えば同一のサーバで、昼夜で異なるOSを切り替えて稼動させることも容易になるとしている。

 価格は79万8000円から。3月上旬に出荷する。

 また、HP BladeSystem専用の、割安なVMwareボリュームライセンスを発売する。価格は756万円。3月中旬に出荷する。

 AMD Opteron 2220/8220搭載「HP ProLiant」8機種も同時発売される。価格は、AMD Opteron 2220を搭載するローエンドのHP ProLiant DL145 G3が42万円、同8220を搭載するハイエンドのHP ProLiant DL585 G2が369万6000円。

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