「人事業務の効率化だけでなく、社員の質を高める役目も」--オラクルの人事管理製品

藤本京子(編集部) 2007年02月23日 20時15分

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 日本オラクルは2月23日、同社が1月31日に開催したイベント「Applications Unlimited」にて発表した製品のひとつである「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management (HCM) 9.0」の製品説明会を開催した。

 同製品は、スイート製品「PeopleSoft Enterprise 9 Suite」の一部で、オラクルはすでに「Enterprise Learning Management 9.0」「Enterprise Performance Management 9.0」「Customer Relationship Management 9.0」などを順次リリースしている。PeopleSoft HCM 9.0の提供開始で、Enterprise 9 Suiteが全てそろったことになる。

安井氏 PeopleSoft HCMの強化ポイントを説明する日本オラクルの安井氏

 日本オラクル アプリケーションSC本部 HR SC部 プロダクトオペレーションズグループ ソリューションマネージャーの安井清一郎氏は、「PeopleSoft HCM 9.0の主な強化ポイントは、タレントマネジメント、ビジネスプロセスの合理化、投資対効果の3点だ」と話す。

 タレントマネジメントとは、優秀な人材を確保し、育成、成長、定着させるためのシステムだ。9.0には新たにプロファイル管理機能が加わり、採用から業績管理、開発、学習管理分析および能力管理など、タレントマネジメント業務の基盤となる機能が提供される。「全社横断的なタレントマネジメントを実行することで、優秀な人材の採用や定着につながり、競争優位性を維持できる」と安井氏は言う。

 ビジネスプロセスの合理化という観点からは、複数のシステムを一元管理できる機能が強化された。安井氏は、「企業買収などで事業や制度が異なる企業同士が一緒になっても、それぞれに管理者を置くことなく、複数の企業を一元管理できるようになる」と話す。また、投資対効果に大きく貢献するXML Publisherを使えば、「XMLの知識を持たない人事担当者でもXMLの帳票が作成できる」と安井氏。

 日本オラクル 執行役員 アプリケーションマーケティング本部長の藤本寛氏は、CedarCrestoneが行った人事ソリューションのユーザー調査で、PeopleSoftブランドを含めたオラクル製品が、「人事管理システムや福利厚生、給与関係などの伝統的な人事ソリューションから、求人管理や社員教育、評価などの戦略的ソリューションまで、様々な分野で一番よく使われているベンダーとして挙げられた」としている。

 CedarCrestoneは米Oracleの主要パートナーの1社であることから、この調査結果がどこまで公平かはわからないが、藤本氏は同社製品の強みとして、「人事オペレーションの効率化を実現するのみならず、社員の質を高め、競争で優位に立つための仕組みも提供している点が強みだ。オペレーションの効率化だけならアウトソーシングベンダーでもできるのだから」と述べた。

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