アステラス製薬、オープン系で新営業システム基盤を構築--仮想化で統合

CNET Japan Staff 2007年02月28日 18時12分

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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月27日、アステラス製薬が大型サーバ「HP Integrity Superdome」と仮想化技術によるITコンソリデーションで新営業システム基盤を構築したことを発表した。システムは、2006年4月から安定稼働を続けている。

 今回のシステム更改では、Superdomeを中核に、それまでメインフレーム上で運用していたアプリケーションをHP-UX上に移行。処理データ量の多いWindowsサーバ十数台も、1台の筐体にまとめた。

 その環境でストレージ製品「HP StorageWorks 8000 Enterprise Virtual Array」(EVA8000)を利用し、Superdomeに設けられたハードウェアパーティションとWindowsサーバ間のデータのやり取りを行う仕組みを実装した。

 導入後、運用コストは半減し、システムの安定性およびパフォーマンスが向上した。今後伝票量が2倍に増えても問題なく処理できるシステム基盤が整ったという。

 アステラス製薬は2005年4月に、山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生。同社は「日本発、医療用医薬品の世界企業へ」をスローガンに掲げ、国内では医療用医薬品No.1のシェアを獲得することを目標としている。

 この目標を達成するためにはIT基盤の強化とTCOの最適化が重要要件となっていた。そこで、同社が着手したのが、新営業システム基盤の刷新だった。約10年前から段階的に、メインフレームからオープン系サーバへの各システムのマイグレーションを進めてきたが、最後に残ったのが、この営業システム基盤となっていた。

 新営業システムは、販売特約店が病院や薬局に対して販売した医薬品の実績データを収集・集計し、社内の約2400人のMR(医薬情報担当者)に対してより精度の高い日々の更新データを提供し、SCMとも連携している。

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