Canonicalの創設者、Linux Foundationの役員に就任

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-03-14 16:14

 Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発を支援するCanonicalの創設者であるMark Shuttleworth氏が、Linux Foundationの役員に就任した。Canonicalでは、同OSを商用化している。

 Shuttleworth氏は米国時間3月12日、自身のブログでこのニュースを明らかにした。「Linux Foundationの役員候補に推薦され、選ばれたので、受け入れることにした。Ubuntuの創始者としてでもないし、Canonicalを代表するわけでもない。フリーソフトウェアとLinuxコミュニティーの代表としてだ」とShuttleworth氏は記している。

 Linux Foundationは、2007年1月にOpen Source Development Labs(OSDL)とFree Standards Group(FSG)が統合してできた新団体だ。

 Shuttleworth氏は、全般的にこうした組織に対して複雑な感情を抱いている、と書いている。Shuttleworth氏は、「個人的に、コンソーシアムという形態をあまり支持していない。メンバー会員により(組織が)分離する危険と隣り合わせだからだ」と述べる。「今回、役員を引き受けることにしたのは、Linux Foundationのトップが、競争を意識した一定の時間枠内できちんと結果を出せる開かれた標準化のプロセスを実現する、という支援団体からの使命を持っていると感じたからだ。これは、フリーソフトウェアにとって真に重要なものだ」(Shuttleworth氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]