シスコ、2種類のパッチをリリース--Wi-Fiなどに複数の脆弱性

文:Tom Espiner(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-04-16 11:16

 Ciscoは、自社の無線ネットワークソフトウェアに存在する脆弱性を修正するため、2種類のパッチをリリースした。

 Ciscoは米国時間4月12日に発行したアドバイザリで、同社の「Cisco Wireless Control System」(WCS)に複数の脆弱性があり、情報漏えい、権限の上昇、ネットワークへの不正アクセスを引き起こす恐れがあると警告した。

 WCSは、「Cisco Aironet Lightweight」アクセスポイント、「Cisco Wireless LAN Controller」「Cisco Wireless Location Appliance」と連携して、計画、設計、システム設定、ロケーション追跡、セキュリティ監視、無線LAN管理などに用いるツールを提供する。

 バージョン4.0.96.0以前の製品が影響を受ける。

 Ciscoは2件目のアドバイザリで、無線LANコントローラ、ルータ、アクセスポイントに存在する複数の脆弱性により、システムが、サービス拒否(DoS)攻撃、情報漏えい、アクセスコントロールリストの書き換えの危険にさらされる恐れがあり、攻撃者が完全な管理者権限を取得する恐れがあると警告している。

 影響を受ける機器やソフトウェアに関する詳細についてはアドバイザリに掲載されている。

 Ciscoは、影響を受ける製品の顧客にパッチの適用を呼びかけている。パッチは同社のウェブサイトで公開されており、アドバイザリのリンクからアクセスできる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]