NECソフトは4月16日、株主総会運営支援システム「KaBridge(カブリッジ)」を5月より販売開始すると発表した。事前準備に必要な社内資料を統合管理し、株主がしそうな質問とその回答(想定問答)を短期間で作成。株主総会で利用できるという。
KaBridgeでは想定問答の作成と進ちょく管理のほか、想定問答に関連のある情報の登録や参照、配布用想定問答集の一括印刷が可能。株式総会の開催中は、議長席に向けて進行にそった議事運営の指示を表示したり、役員席などに向けて想定問答の全文検索エンジンを利用した情報提供を行える。
「想定外の質問などに対しても的確な回答資料を提示でき、円滑で開かれた株主総会を実現できる」(同社)
アクセス権限によるコンテンツのセキュリティ管理や、IRコンテンツ管理といった機能も用意する。またシステム内に各種の情報を蓄積し、次年度以降の運用ノウハウとして利用できる。
システムを設置するサーバの対応OSは、Windows 2000 ServerとWindows Server 2003。データベースとしてMicrosoft SQL Server 2000/2005を必要とする。クライアント端末の対応OSはWindows XP/2000、Windows Server 2003。
価格は1システムあたり税別750万円から。NECソフトでは今後3年間で200システムを販売し、システム構築と保守を含め約20億円の売上げを見込む。