サイボウズ、販売網強化でエフティコミュニケーションズと業務提携

目黒譲二

2007-04-18 23:29

 サイボウズは4月18日、製品開発と販売戦略に関する戦略策定を目的として、エフティコミュニケーションズと業務提携を行うと発表した。

 サイボウズは1997年の創業以来、ウェブサイトを活用した直接販売を主に行ってきたが、2002年9月からは販売経路を増やすため販売パートナー制度を導入してきた。

 今回の業務提携により、エフティコミュニケーションズの子会社で、全国の中小企業に対してOA機器や通信機器の設置・保守工事を行うジャパンTSSの販売ノウハウやサポート業務基盤を活用。従来の販売方法では難しかった「これからIT化を目指そうとしている中小企業」へのアプローチを図り、新たなビジネスソフトウェア市場の開拓を目指す。

 また、サイボウズからはビジネスアプリケーションとそれに付随する業務ノウハウを提供し、将来的にはジャパンTSSとともに中小企業向きの商品開発なども検討するとしている。

 なお、今回の業務提携を推進し、ジャパンTSSとサイボウズの今後の関係を確固たるものとするために、サイボウズはジャパンTSSの実施する第三者割当増資を引き受ける。発行新株式は普通株式2万株で取得価格は1000万円、払込期日は4月25日となっている。

 同時に、エフティコミュニケーションズも、ジャパンTSSの第三者割当増資を引き受け、14万株を取得する。新株式取得後の持ち株比率は、エフティコミュニケーションズが88.89%、サイボウズが11.11%となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]