リアルコム、社内外データのマッシュアップが可能なナレッジマネジメントスイート新版を発売

柴田克己(編集部) 2007年04月24日 23時00分

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 リアルコムは4月24日、Enterprise 2.0を標ぼうしたナレッジマネジメント(KM)スイートの新製品「REALCOM Knowledge Market V4」および「REALCOM FileServer intelligent」を発表した。

リアルコム社長の谷本肇氏 リアルコム社長の谷本肇氏

 リアルコム社長の谷本肇氏は、同社のミッションについて「Web 2.0のビジョンをエンタープライズで現実的に具現化すること」と言及。「Knowledge Market V4」では、リアルコムがこれまで培ってきたKMソリューションのノウハウに、マッシュアップ、ブログ、SNS、WikiといったWeb 2.0を代表する技術やツールが融合されているという。

 「Knowledge Market V4」の核となるのはエンタープライズポータル構築プラットフォームとしての機能。加えて、企業内外のコミュニケーションパターンに合わせた、ファイルライブラリ、ブログ、Q&Aシステムといったツールを提供する。ツールによって蓄積されたり、参照されたりした情報に対しては、各種のメタデータが付加され、それを元にした一元的な管理が行われる。最終的には、それらがすべて「人」に関する情報(Know-Who)と結びつけられる。

 Knowledge Market V4では、既存のLotus Notes上にある情報や、Google Appsといったウェブ上のサービスも統合することが可能だ。社内外に散在する各種の情報を、メタデータを元にして一元的に管理し、統合して提示するという点で、同社ではKnowledge Market V4を「マッシュアップポータル」と呼ぶ。

Knowledge Market V4 Knowledge Market V4のポータル画面。Googleのカスタマイズドホームのような方法で、ユーザーが自由に表示項目を変更できるようになっている。

 リアルコム取締役、最高マーケティング責任者の吉田健一氏は、「社内外にビジネスで必要な情報が散在する現状において、『情報系ERP』としてのコンテンツマネジメントシステムが求められている」と市場の状況を説明。「単一プラットフォームであるスイートへの移行を強制するソリューションは、移行コストや社外連携の面で、ユーザー企業のニーズを満たせない。また、エンタープライズサーチや単なるポータルでは、コンテンツの表示が統合されるのみであり、本質的な意味でのコンテンツ管理にはならない」とし、既存の情報資産を生かしながら、アクティビティログ、メタデータ、アイデンティティの3つと合わせて統合的に管理するKnowledge Market V4のメリットを強調した。

 REALCOM KnowledgeMarket V4の価格は、フルモジュール500名の860万円(税別)より。2007年5月25日に出荷が開始される。

 もうひとつの新製品である「REALCOM FileServer intelligent」は、社内で大規模なファイルサーバを構築している企業が既存の環境にアドオンすることで、アクティビティログとメタデータを取得し、より高度なファイル管理を可能にするもの。

 ファイルサーバを事前に設定したポリシーに基づいてリアルタイムに監視し、不正アクセスやファイルの大量コピーといった事態が発生したときに管理者にアラートを出すといった形で、内部統制への対応に利用できるほか、利用頻度の低いファイルを特定した上でアーカイブし、ストレージコストを削減するといった目的にも使える。

 同社では、FileServer intelligentについて、EMCと協業を行うと発表した。EMCのアーカイブストレージ製品である「Centera」との連携機能を搭載し、組み合わせて利用することで、利用頻度の低いファイルの自動アーカイブやアクセスログの格納などを行えるという。

 REALCOM FileServer intelligentの価格は、最小構成で480万円(税別)から。アーカイブ対応構成の場合は、3160万円(税別)から。2007年6月25日に出荷開始される。

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