業界タイムマシン19XX--Trip1:歴代社長で振り返るMSKKの歩み - 6/9

大河原克行

2007-04-27 22:36

 ……ようこそ、「業界タイムマシン」のコックピットへ。私は、ナビゲーターの大河原克行です。
 このコーナーでは毎回、IT業界の歴史を、当時の写真を交えながらご紹介していきます。動きの速いIT業界に身を置いていると、はるか昔と思っていたことが、実は、つい最近のことだったという、ちょっとしたタイムトリップのような体験をすることがあります。「日進月歩」ならぬ「秒進分歩」ともいわれるIT業界。時の濁流の上澄みを、そっとすくい上げてみましょう。
 さて、今回のテーマは、「歴代社長で見るMSKK(マイクロソフト日本法人)の歩み」です。
 マイクロソフトがPC産業の発展に果たした役割は計り知れません。同社を中心にして、PC産業が大きく進化したと言っても、間違いではないでしょう。その日本法人をリードしてきた社長たちも、ユニークな人材ばかりでした。懐かしい写真を見ながら、その歴史を振り返ってみましょう。
 それではこれから、あなたをIT業界の過去へと誘います……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
【成毛眞氏】
 「自分で管理できるキャパシティをマイクロソフトの規模が越えた」とする古川氏から、91年にバトンを受けたのが2代目社長の成毛眞氏。Windows 95のローンチを成功させ、業界の先頭に立ち、日本におけるPC普及を促進させた功労者でもある。一方で、一太郎やロータス1-2-3のユーザーに、ワード、エクセルを低価格で販売するコンペティティブアップグレードを開始したり、OSのアンバンドル化の陣頭指揮をとったのも成毛氏。その手の打ち方はまさにマーケティングのプロだった。2000年にはマイクロソフトを退社。退任会見では、「ジェットコースターに乗っていた気分」と社長時代を振り返った。退社後は、インスパイアを設立し、現在に至る。実は、成毛氏は、「ファイナルファンタジー」の大ファン。マイクロソフト時代には、ゲームをやるために会議をすっぽかしたという、ウソかマコトか分からないような逸話もあるほど。現在務めているスクウェア・エニックスの社外取締役は、そうした意味でも天職か?(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

【成毛眞氏】

 「自分で管理できるキャパシティをマイクロソフトの規模が越えた」とする古川氏から、91年にバトンを受けたのが2代目社長の成毛眞氏。Windows 95のローンチを成功させ、業界の先頭に立ち、日本におけるPC普及を促進させた功労者でもある。一方で、一太郎やロータス1-2-3のユーザーに、ワード、エクセルを低価格で販売するコンペティティブアップグレードを開始したり、OSのアンバンドル化の陣頭指揮をとったのも成毛氏。その手の打ち方はまさにマーケティングのプロだった。2000年にはマイクロソフトを退社。退任会見では、「ジェットコースターに乗っていた気分」と社長時代を振り返った。退社後は、インスパイアを設立し、現在に至る。実は、成毛氏は、「ファイナルファンタジー」の大ファン。マイクロソフト時代には、ゲームをやるために会議をすっぽかしたという、ウソかマコトか分からないような逸話もあるほど。現在務めているスクウェア・エニックスの社外取締役は、そうした意味でも天職か?(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

写真提供:大河原克行

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