焦点はやはりVista
Kutz氏は「次期Windowsについては今のところ、開発を進めている、という以上の情報は公開しない。時期がきたら、新しい情報を提供する」と述べた。
同氏は5月11日にもメッセージを繰り返している。
同氏は「Vistaの価値や可能性がどれほど大きなものなのか、しっかりと理解して欲しい。そこに最大限の注意を払うのが妥当だ」と述べている。
Vista最初のサービスパックについても、日程や内容に関する情報を提供しないものと見られる。
」Microsoftの秘密主義は必ずしも完全なものではない。同社はWinHECで、Longhorn Serverの正式名称がWindows Server 2008になることを発表すると見られるが、この名称は5月11日に同社のウェブサイトでうっかりリークしてしまっている。
WinHECの目玉は、何と言ってもテクニカルフェローMark Russinovich氏の講演である。同氏は、Microsoftが行ったWindowsカーネルの変更やハードウェアメーカーにとってのビジネスチャンスなどを話題にすると見られる。
Microsoftには先週、喜ばしくないニュースもあった。仮想化ソフトウェア「Viridian」をLonghorn Server発売後半年以内に発売するため、機能をいくつか削減するという発表があったほか、Longhorn Serverのパブリックベータである「beta 3」を4月にリリースし年内に正式版のコードを完成させる予定だと発表していたが、正式リリースは2008年以降になる可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ