AMD、「Barcelona」のデモ機でその魅力をアピール

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年06月05日 19時50分

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 Advanced Micro Devices(AMD)のプロセッサ「Barcelona」(開発コード名)のデビューが近づいているが、ひとまずデモ機で満足するしかないようだ。

 AMDは米国時間6月5日、台湾の台北で開催の「COMPUTEX TAIPEI 2007」で、4コアサーバチップBarcelonaが稼動する3台のサーバのデモを予定している。AMDのOpteronプロダクトマネージャーであるSteve Demski氏によれば、Supermicro、Tyan、Uniwideのシステムビルダー3社によって、Barcelonaを使用したさまざまな構成のサーバを稼働する予定だという。

 AMDは、Intelの4コアサーバプロセッサへの対抗を試みており、BarcelonaにはAMDファンからの熱い期待が寄せられている。

 AMDがIntelに対して明らかに性能上の優位を誇っていた時期が過去に数年間あったが、IntelがCore世代のチップがリリースしてからは、同社は苦戦を強いられている。AMDでは現在、利益の改善を図るべく、同社のデュアルコアプロセッサ「Opteron」の価格を大幅に下げて販売を行っている。

 Barcelonaは、AMD初の4コア製品として、同社の利益低下に歯止めをかけることが期待されている。同チップを搭載したサーバの発売は第3四半期に予測されているが、デスクトップ向けの4コアチップは2007年中が予定されている。デスクトップPCについては、まだ4コアは必要ないかもしれないが、多くのサーバ顧客にとっては、その性能を思う存分に引き出すことができるだろう。

 同チップは既存のシステムに搭載可能だが、AMDと同社のパートナーは、「Dual Dynamic Power Management」という機能のついた新しいシステムの購入を推奨していくことを計画している。その機能は、メモリコントローラがチップにデータをアップロードする間、コアを低い電圧で稼動できるようにするためのものだ。また逆に、コアがデータを処理している間は、メモリコントローラに要する電圧を制限してくれる。

 Demski氏は、この機能を利用するには新しいマザーボードが必要になると述べる。AMDは、節約できる電力量を算出していないが、ユーザーはこの2重の消費電力管理方式を使うことで、従来の単一の消費電力管理方式の下で稼働するBarcelonaと比較して、3%〜10%の電力効率の向上が見込めるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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