さらに、xfyでは、XMLオブジェクト内のデータを使ってグラフ、表、散布図を簡単に作成するために、アダプティブテンプレートを提供している。アダプティブテンプレートを利用することで、視覚的でわかりやすいデータ表示が可能になる。
アダプティブテンプレートを利用するときには、ドキュメントランチャーエリアで“アダプティブテンプレート”をクリックし、表示された“Chart”、“Data Grid”、“XY Chart”のいずれかをドキュメント上にドラッグ&ドロップする。
たとえば、“Chart”をドラッグアンドドロップすると、次のような[Chartの設定]ダイアログボックスが表示される。ここで、グラフ化するデータや表示するグラフの種類などを選択する。
このようにXHTMLドキュメントをベースにし、XMLオブジェクトリポジトリと、アダプティブテンプレートのグラフ表示を組み合わせることで、検索作業と結果表示を1つのドキュメント上で実現できる。これによって、視覚的でわかりやすい検索結果の表示が可能となる。
xfyでのデータの再利用の説明は、いかがだっただろうか。実際に操作してみると、XMLオブジェクトリポジトリ操作ツールや[Chartの設定]での指定方法は、洗練さに欠ける部分もあるが、データ再利用のための基本はしっかりと実現されている。さて、次回は、外部データベースへのアクセス方法を「第4番:外部データベースのすすめ」として奏でることにしよう。