XQueryやSQLの文法を意識する必要なし
リレーショナルデータを収めるテーブル“SELLING_DATA”の問い合わせも、ここまでに示してきたものと同様の手順で作成できる。[挿入]メニューの[XMLオブジェクト]メニューコマンドを選択してXHTMLドキュメントにDatabaseコンポーネントを挿入し、クエリジェネレータによるウィザード形式の指示に従って問い合わせ内容を作成する。ただし、このときに指定する絞り込み対象や取得対象は、次のようにリレーショナルデータベースのテーブルを構成するカラムとなる。
そして、作成した問い合わせの実行結果を、先ほどの散布図への変更と同様の作業で表形式に変更する。最後に、[Database]メニューの[ファイル読込時に再実行]メニューコマンドを選択しておき、表示内容を更新するためにXMLオブジェクトが読み込まれたときに問い合わせが再実行されるようにする。
「Customer Sheet」は、このような作業によって実装され、データベースへの問い合わせを実行して結果を表示している。さて、ここまでに示してきた作業において、XQueryやSQLの構文が1つも出てこなかったことに気づいただろうか? xfyでは、XQueryやSQLの文法を意識せずに、外部データベースのデータを活用できるのだ。
次回は、最終章として「第5番:Webサービス利用への誘い」を奏でよう。