Linuxでゼロから作るメールサーバ--第8話:メールサーバの設定

サイオステクノロジー Linuxシステムテクノロジー部 2007年07月24日 08時00分

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 前回までに、IPアドレスとドメイン名をひも付けるための「DNSサーバ」の立ち上げを完了した赤井君と服部君。今回は、いよいよメールサーバの導入と設定を行います。お酒好きの先輩、南さんのレクチャーを受けつつ、いざ、「インターネット赤井酒蔵」始動! です。

メールシステムの4要素とは?

服部(以下:服):DNSの設定もなんとかできたし、メールサーバの設定を始めるぞ。

赤井(以下、赤):メールってどうやったら、使えるようになるの?

服:メールサーバには、「メールを配送するサーバ」と、「ユーザーがサーバに届いたメールを取りに行く時に処理を行うサーバ」がある。この2種類のサーバがお互いに連携することによって、メールが使えるようになるんだ。

赤:へぇ、そうなんだ。

先輩:調子はどうだ?

赤:あっ、南さん、お疲れ様です。

服:先輩、いいところにきてくれました。この間DNSの設定が終わったので、今日はメールサーバの設定をするところだったんです。また、ご教授ください。

先輩:しょうがない、今日も付き合うか。

服:ありがとうございます。早速ですが、MTAの選択しようと考えているんですが、どれがいいでしょうか?

赤:あのー、「MTA」って何?

先輩:MTAは、「Mail Transfer Agent」または「Message Transfer Agent」の略称でな、インターネットで電子メールを配送するソフトウェアのことだ。メールシステムは、以下のような感じで4つの要素に分かれているから、覚えておくといいぞ。

  • MTA(Mail Transfer Agent)……クライアントから受け取ったメールを転送する処理
  • MDA(Mail Delivery Agent)……届いたメールをメールボックスへ格納する処理
  • MRA(Mail Retrieval Agent)……メールクライアントのメール取り出しを受け付ける処理
  • MUA(Mail User Agent)……メールクライアント

先輩:RHELで使えるアプリケーションで代表的なのは、こんな感じだな。

  • MTA……sendmail、Postfix
  • MDA……procmail
  • MRA……cyrus-imapd
  • MUA……Thunderbird、Mozilla-mail

服:じゃあ、MTAはsendmailかPostfixですね。

先輩:そうだな。Postfixは、sendmailと比べると設定は比較的楽だな。細かい設定を必要としないなら、Postfixの方がおすすめだ。

服:今回は細かい設定は必要ではないし、Postfixにします。

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