Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その20:スクリプトの構造--テクスチャアニメーション1

大槻透世二(サイバーアドベンチャー株式会社) 2007年08月02日 08時00分

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(前回よりつづく)

「ここのパスタはウニ風味のクリームソースが最高なの。パスタセットもいいけれどピッツァも素敵よ。でも何と言ってもデザートが肝よね」
席に着いたさくらは戦闘準備に掛かるがごとくメニューの説明を始めた。女性客のリピーターが多いのはデザートに手を抜かないセットメニューのお陰だという。彼女は桃のジュレ、俺はガトーショコラのアイス添え、須藤さんは抹茶シフォンだ。
一通りのメニューを注文するとさくらは俺の目を見てニコリと微笑み、須藤さんの素性を話し出した。

「セカンドライフ内で知り合った?」
俺はさくらの言葉に少しばかりの衝撃を受けた。

……続きは、ブログ『「Second Love Story」〜あの頃の僕たちに〜』へ。

前回の復習

 前回は、スクリプトの新規作成と見方を習得した。今までスクリプトはちょっと苦手だな、と思っていた人も、そんなに難しいものではないことがわかっただろう。最も基本的な「 llSay( ) 」という関数を使ったスクリプトの例を見ながら、スクリプトは基本的に1行目から順に上から下へ段々と読んでいくことや、そこに書かれている文章(コード)には文法があり、それに従って書かれていないとコンピュータが混乱してしまうことを学習した。

バイクの構造

バイク

 今回は「乗り物スクリプト」に挑戦しよう。「挑戦」とは言っても、学ぶべきことはたくさんある。そこで、まずは右図のバイクを例にとって説明する。ここで紹介する事柄を修得すれば、好きな乗り物を自分で作ることができるようになる。そう、乗り物スクリプトは共通なのだ。車体については、シーズン1で習得したオブジェクト制作の技術を使って、好きな乗り物を作ればいい。ハーレーだろうが、三輪車だろうが、オープンカーであろうが、それは自由だ。

 さて、このバイクはフリーで手に入れたものだ。作者は「Cory Linden」。おそらくLinden Labの最高技術責任者(CTO)のコリー・オンドレイカ氏だろう。

 このバイクには3種類の汎用的なスクリプトが使用されている。まず、タイヤ表面には「テクスチャアニメーション」という、オブジェクトの表面に貼られた画像をアニメーション、つまり、動かすためのスクリプトが入っている。タイヤ中央には「パーティクル(粒子)」という表現力の高いスクリプトが使用されている。最後に、中央のサドル部分には、乗り物スクリプトの根幹である「エンジン」スクリプトが入っている。これから、この3点を順番に見ていくこととしよう。

1. テクスチャアニメーション。2. パーティクル。3. エンジン。 1. テクスチャアニメーション。2. パーティクル。3. エンジン。

テクスチャアニメーション

使用例

 Second Lifeでは、テクスチャアニメーションが実にいたるところで使用されている。主に火、水、川、波、滝などの自然表現が多い。しかし、アバターの「まばたき」などにも、このテクスチャアニメーションが使用されている。

テクスチャアニメーションの例。図左より、炎、滝、波、ばたき。 テクスチャアニメーションの例。図左より、炎、滝、波、ばたき。
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