OracleのSVP、Fusionへの移行策やOn Demand戦略語る

大野晋一(編集部) 2007年08月07日 18時14分

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 Oracle OpenWorld Asia Pacific 2007の4日目、最終日のテーマはアプリケーション。基調講演では、OracleでApplication Strategyのシニア・バイス・プレジデントを務めるJesper Andersen氏がApplications UnlimitedやFusion Applicationsといった同社の戦略について語った。

 OracleではE-Business SuiteやSiebel、PeopleSoft、JDEdwardsといった製品群を統合し、2008年にFusion Applicationsとしてリリースする計画を明らかにしている。その一方で既存ユーザーの保護を目的とし、それぞれの個別アプリケーションに対しても継続的なサポートとアップデートを約束している。

 Jesper Andersen氏はこの日も、このApplications Unlimited戦略を改めて強調、Oracleアプリケーションの顧客には選択の自由があるとした。

 その上で同氏は、Oracleの次世代アプリケーションであるFusion Applicationsに言及、Fusion Applicationsはユーザー、運用者、パートナーそれぞれに新しい体験をもたらすとする。つまり、Web 2.0など、新しいパラダイムによる新しいユーザー体験、統合されることによる大幅に進化した運用性、標準ベースのSOAアーキテクチャーによるパートナーによる容易な拡張や統合だ。

 同氏はFusion Applicationsへの移行プログラムのひとつも明らかにした。Oracleでは、Fusion Upgrade Program Officeという組織を作り、Oracleアプリケーション既存顧客のFusion Applicationsへのアップグレードを推進している。組織の責任者はOracleシニア・バイス・プレジデントのCliff Godwin氏。日本オラクルによれば、既存顧客がFusionにアップグレードするタイミングや意義、メリットなどを調査、分析して、顧客に伝える。顧客の環境に合わせたより適切なタイミングでのアップグレードとその支援策を明示し、それにより得られる価値を訴求することで既存顧客をアップグレードを推進する。という目的を持つという。

 また、基調講演中、同氏は2つの分野について「精力的な投資」をすると言及している。ひとつはGRC(Governance Risk Compliance)ソリューション、もうひとつはOn Demandだ。ただ、On Demandに関しては、OracleのOn DemandとOn Premise(従来型:パッケージをユーザーのシステムで運用する)は同じコードベースの製品であるため、On Demandアプリケーションに限定した投資は少なくて済むという利点を語る。また、Applications Integration ArchitectureによってOn DemandとOn Premiseを連携可能ともする。こうした特徴をいかして、On DemandとOn Premiseのハイブリッドソリューションが可能なことがOracleの強みとした。

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