MIJS企業訪問(第5回)エイジア--MIJSに期待するソフト連携と海外進出

宍戸周夫(テラメディア) 2007年08月15日 11時30分

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 エイジア(AZIA)という社名にはAsiaの文字が隠れている。かつて日本を代表する音響機器メーカーで経験を積んだ社長には、ソフトを日本のモノづくりの智恵で“改善”し、それをアジアを含めた世界へ発信するという意気込みがあるようだ。

IT分野でメーカーを目指す

 エイジアの代表取締役、えとう あきら氏はかつて、日本を代表する音響機器メーカーに在籍していた(ちなみに、同氏の名前のひらがな表記は、このメーカー時代から音楽関係者になじみやすいということで使っている)。

 そのメーカー時代にインターネットに出会い、一転してIT業界に足を踏み入れる。メーカーから独立、エイジアを立ち上げたのは1995年だ。当初の事業の柱は、ホームページ制作だった。

 「紙のカタログからホームページへのリプレース市場を見込んで会社を立ち上げたのです。しかし当時から、志としてはメーカーになりたいと思っていました。インターネットの世界でも、いずれモノづくり、つまりアプリケーション開発の時代が来るのではと考えていたわけです」(えとう氏)

 当時は、インターネットでのビジネスはホームページ制作に限られていた。しかしその後、ECサイトやコミュニケーションサイトへの移行機能などが加わり、同社の事業もホームページ制作からシステムの受託開発へと拡大する。

 そして、1998年にJavaサーブレットが登場すると、えとう氏は「これを使って何かできないか」と考え、自社商品としてCRMソリューション「WEB CAS」の開発に取り組んだ。最初の製品はメール配信システムの「WEB CAS e-mail」で、2001年に発売している。

 「今は、パッケージとして販売していますが、将来はそれを当社の受託開発の部門がソリューションとして提供する形を考えています。そのため、今はアプリケーションのビジネスをさらに大きくしたいと考えているわけです。それを自社の他の製品と連携し、さらには他社の製品とも連携し、そのシナジーを発揮したいと思っています」とえとう氏。

 現在、WEB CASシリーズはデータアクセスツール「WEB CAS connector」、オペレータ権限設定ツール「同 manager」、Webアンケートシステム「同 formulator」、携帯メール配信エンジン「同 mobile express」、メール共有管理システム「同mail center」へと広がりを見せ、同社の売上の約半分を占めるまでになった。

えとうあきら氏 エイジアの代表取締役、えとう あきら氏
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