ネットスイート、SaaS型統合業務アプリケーションの最新版「NetSuite 2007.0」を発表

柴田克己(編集部) 2007年09月07日 18時21分

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 ネットスイートは9月6日、SaaS型統合業務アプリケーション「NetSuite」の最新版「NetSuite 2007.0」日本版を発表した。

 2007年8月に同社の代表取締役社長に就任した松島努氏は、会見で日本における「中小企業」の重要性に言及。また、企業間の取引構造が従来の長期的、固定的なものから、短期的、多面的な「メッシュ構造」に変化してきている点に触れ、特に中小企業においては、「短期間での対応が可能な、柔軟なIT基盤が不可欠である」とした。

 加えて、サブスクリプションベースのNetSuiteは、「企業に対して、ソフトウェアの管理ではなく、ビジネスの管理に集中できる環境を提供するものである」とし、改めて中堅中小企業にフォーカスしたビジネス展開を行うという、同社の戦略を強調した。

 新製品となる「NetSuite 2007.0」日本版について、ネットスイート、営業・マーケティング本部本部長の高沢冬樹氏は、豊富な機能セット、導入・運用が容易かつ低コストで可能、カスタマイゼーションが容易といったメリットを挙げ、「ソフトウェアとしてのパワーと簡単さを兼ね備えたツール」であるとする。NetSuiteには、CRM、ERP/アカウンティング、Eコマースに必要とされる各モジュールが統合されているが、ユーザーごとに、その中から必要な機能のみを選択して利用できる環境を提供する。

 導入の容易さの点では「ネットスイートアシスタント」と呼ばれる設定機能が強化されている。これは、セットアップ、データインポート、マトリックスアイテム、フォーム作成、Eコマースのセットアップ、Eコマースコンテンツの対話型インターフェースによる設定といった作業をウェブブラウザを通じて行えるもの。

 また、各モジュールで利用されるデータが共通のデータベースで管理されるメリットを生かし「スイートアナリティクス」と呼ばれるBI機能も提供される。これは、ブラウザから表計算ソフトのような感覚で数式を記述することにより、財務指標やダッシュボードの設定が可能な機能である。

NetSuite 「スイートアナリティクス」と呼ばれるBI機能では、統合データベースの利点を生かし、簡単な記述をするだけで各財務指標やダッシュボードの設定が可能だ。

 そのほか、日本向けの機能拡張も行われている。請求書発行管理機能では、顧客ごとの請求書発行を月ごとに一括して行えるほか、和暦表示設定、顧客属性、通貨書式、消費税、各種帳票形式において、日本固有の標準設定が行われている。

 NetSuite 2007.0には、基本的なCRM機能が利用できる「NetSuite CRM」、CRMに加えて受注管理、プロジェクト管理機能を備えた「NetSuite CRM+」、そしてERPやEコマースを含む全機能が利用できる「NetSuite」の大きく3つのメニューが用意されている。

 NetSuite CRMの利用料金は、1ユーザーあたり1万1000円/月より。NetSuite CRM+が、1ユーザーあたり1万5000円より。最短12カ月からの契約となる。

NetSuite ネットスイート代表取締役会長の東貴彦氏(右)、代表取締役社長の松島努氏(中央)、営業・マーケティング本部本部長の高沢冬樹氏(左)。
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