MIJS企業訪問(第8回)エス・エス・ジェイ--“Great Evolution”で日本発のグローバル化を支える

宍戸周夫(テラメディア) 2007年09月19日 12時52分

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 国産の統合業務パッケージ「SuperStream」で中堅企業の市場において評価を得ているエス・エス・ジェイ(SSJ)は、新製品「superstream-uno」で、中小規模の企業もターゲットに加えた。さらには、独自の視点でグローバルなビジネス展開も考えている。

3つの進化を打ち出す

 竹内伸氏がSSJの代表取締役社長に就任したのは2007年2月。就任間もない4月には、早くも新事業方針として「Great Evolution」を発表している。

 「お客さまの進化に合わせて私たちのビジネスも進化させていこうということで発表しました。これまで私たちは、数多くのパートナーを通してプロダクツを提供してきたのですが、より良い商品を創り出していくには、これまで以上にお客さまのことを知らなければいけない、お客さまを取り巻く市場環境をよく把握して私たち自身も変わっていく必要があるということでエボリューション(進化)という言葉を使いました」

 このGreat Evolutionでは、具体的に3つの進化を掲げている。

 そのひとつはコミュニケーション。従来のようにパートナー経由だけではなく、自分たち自身で顧客の声に耳を傾け、またマーケットに対してもメッセージを出していこうというもの。コミュニケーションを通してSSJ自身が変わっていくという狙いもある。

 2つ目はブランドの進化。同社の主力製品「SuperStream」はすでに12年の歴史を持ち、国産の統合業務パッケージとしてはトップクラスにある。さらに、顧客自身が付加価値を高めていくことができるような品質の高い製品/サービスを提供することにより、ブランドの価値を高めていくという思いが、この言葉に現れている。

 Great Evolutionの3つ目のポイントは、グローバルへの進化。これは、SSJ自身が海外進出するということではなく、同社の顧客が海外進出するとき、それを十分サポートできる態勢を整えるということだ。

 「国内ではSuperStreamを使ってもらっていても、海外では外国製ソフトということではいけません」と竹内氏。顧客のグローバル化にも歩調を合わせていこうという願いが現れている。

“企業の成長”を支援するuno

 SSJは、そのGreat Evolutionに基づく第一号プロダクツを8月に発表している。“成長企業向けエントリーパッケージ”とのキャッチコピーをつけた「superstream-uno」である。これまでのSuperStreamが中堅企業向け統合業務パッケージという位置づけであったのに対し、このunoはもう少し企業規模の小さいマーケットを対象にしている。

 「企業規模が小さいということは、マーケットはより広くなるわけです。それと当社のSuperSteramに対しては、機能は豊富だが導入が少し難しいという声もいただいており、そうした点も改善しました。新しい考え方で、より多くのお客さまに容易に使っていただき、しかも従来の統合業務パッケージとしての良さを享受していただける製品という位置づけです。これがGreat Evolutionのコミュニケーションの進化であり、またブランドの進化の第一歩だと考えています」

 同社がこれまでターゲットにしていた企業は、中堅上位と中位層の顧客で、売上規模では100億から数千億程度。それに比べて、unoが対象とする企業の規模は10億円程度からというように一段小さくなる。しかしここは、多くの国産パッケージがひしめく激戦区でもある。

SSJの竹内氏 SSJの代表取締役社長である竹内伸氏。
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