BEA、リポジトリ製品をリリース:SOAガバナンスなどに有効

大野晋一(編集部) 2007年09月21日 20時45分

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 日本BEAシステムズは21日、メタデータ・リポジトリ製品「BEA AquaLogic Enterprise Repository 3.0」を発表した。AquaLogic Enterprise Repository(以下ALER)は企業内のIT資産を登録し、管理/可視化を行うもの。SOAやEAの実現、内部統制といった用途に使用できる。機能、ユーザー数ともに無制限のAdvanced EditionとSOA実現を中心とした機能を備え、アクセスユーザーを5 Unique Daily Userに制限したProfessional Editionが用意される。同日より出荷を開始、推奨価格はAdvanced Editionで1880万円、Professional Editionで1025万円(ともに税抜き、1CPUあたり)となる。

 ALERは年商数千億円を超える大企業、特に関連会社も含んだ大規模なシステムを持つ企業が対象となる。こうした企業においてはシステムの標準化によるコスト削減が試みられる。しかし、開発の際に標準化を進めていても、いざ使い始めてみるとその効果を測定していないことが多い。また、事業部や会社をまたいで展開する際にカスタマイズが加えられ、標準化されていたはずのアーキテクチャやインターフェースが変わるといったこともよく起こる。ALERはシステムやビジネスプロセス、ポリシーをリポジトリに登録、この情報をもとにして、資産がユーザーに利用されているか、効率的に再利用しながら展開されているか、作成したシステムがポリシーに即しているかなどを観測できる。ALERはこの観測をもとにROIを算出する機能も備えており、システム投資の効率をレポートにまとめることが可能だ。

 また、開発者はリポジトリから登録された資産をダウンロードして使うことができる。ここでウェブサービスであればWSDLが、システムであれば定義書がといったように必要に応じたフォーマットが入手可能。開発環境であるWorkShopとの連携も取られている。SOAガバナンスの実現などに有効だ。

 BEAでは同時にALERに関するコンサルティングサービスも提供する。製品を導入するための現状分析を実施し、何をゴールとし、ソフトウェア資産をどのように管理するのかを計画・設計する設計支援サービスと、製品を利用した資産管理基盤の構築を、製品のセットアップから、コンフィグレーション、初期データの投入、運用ルールの策定までのすべての工程で支援する構築支援サービスの2サービスで構成される。同社ではすでに国内大手家電メーカーを対象にALERを早期導入している。

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