エンカレッジ・テクノロジは9月25日、動画などでPC端末の操作を記録して、統制・監査を行うソフトウェア「ESS REC V4.0」シリーズに、Windowsサーバのターミナルサービス利用時の操作内容を記録する2種類のエージェントを追加して、販売・出荷したことを発表した。
ESS RECは、システム運用操作画面やアプリケーションの操作画面を動画で記録し、不正や誤りを追跡・分析するというもの。動画で操作画面を記録することで、ログでは実現できない正確で詳細な記録を判りやすい形で保存・再生できる。また検索・レポート機能を搭載することで、監査作業の省力化にも効果を発揮する。
前版となるESS REC V3.04では、Windowsサーバのコンソールセッションから行う更新・変更などの各種操作内容を記録するエージェント「REC Agent Server Edition」があり、新版であるESS REC V4.0でも同様の機能のエージェントが追加された。
今回は、コンソールセッションと、管理用リモートデスクトップによるWindowsサーバのリモート管理時の操作内容を記録可能なエージェント「REC Agent Server Edition for Multi Session」と、コンソールセッションとターミナルサービスを利用するユーザーの操作内容を記録する「REC Agent Server Edition for Terminal Service」が追加されている。
これらのエージェントは、Windowsサーバの基幹システムでの活用が多くなってきており、Windowsサーバの運用管理上、サーバへの各種操作内容の記録取得ニーズが高まっていることを受けて、追加開発された。