マイクロソフトは10月9日、「Microsoft BizTalk Server 2006 R2」日本語版の製品概要と、同製品ビジネスで今後展開するパートナー企業支援策について発表した。
BizTalk Serverは、ビジネスプロセス管理(BPM)および業務システム連携製品。その最新版となるBizTalk Server 2006 R2では、RFID(無線ICタグラベル)ミドルウェア機能の搭載、BPM機能の強化、EDI(電子データ交換)やAS2(Applicability Statement 2)のサポートなどのB2B機能の強化を行っている。
以前のBizTalk Server製品に含まれるBPMとサービス指向アーキテクチャ(SOA)/ESB機能の上に構築されており、コアとなるプロセス管理テクノロジーを、EDI、AS2、およびRFIDのネイティブサポートといった新機能と組み合わせて拡張したり、Windows Workflow Foundation(WF)、Windows Communication Foundation(WCF)などの主要な.NET Frameworkテクノロジーを提供する2007 Microsoft OfficeシステムやWindows Vistaと緊密に連携することができる。
提供するエディションは、Enterprise(税抜参考価格699万円)、Standard(同198万円)、Branch(同34万6000円)、Developer(同11万7000円)の4つとなっている。
パートナー企業支援策としては、BizTalk Serverの基礎から開発、運用、ソリューション開発についてのワークショップをはじめ、技術者資格MCTS取得支援、ソリューション開発・検証支援、販促商材の開発支援、オンラインマーケティング、テレマーケティングなどを提供し、ビジネス導入の検討から、ビジネス化、ビジネス開発、ビジネス展開までを支援するとしている。