マイクロソフト、.NETのコード解析ツール「FxCop 1.36 Beta 2」リリース

原井彰弘

2007-10-11 22:06

 10月10日、Microsoftは.NETのマネージドアセンブリ用コード解析ツール「FxCop」の新しいバージョン「FxCop 1.36 Beta 2」をリリースした。

 FxCopは、.NETのマネージドアセンブリを静的に分析し、Microsoftが定める設計ガイドライン「Microsoft .NET Framework Design Guidelines」に適合しているかどうかを調べるツール。ライブラリ設計、パフォーマンス、命名規則、セキュリティなどといった観点から200種類以上の問題点を見つけ出すことができる。

 今回リリースされたベータ版では、前のバージョンであるFxCop 1.35と比較して、匿名メソッドやラムダ式の解析がサポートされたほか、ジェネレータが生成したコードの解析をスキップする機能が加わった。また、200以上のバグが修正され、パフォーマンスも向上している。

 解析が可能な.NET Frameworkのバージョンは1.x、2.0、3.x。ただし、FxCopの動作には.NET Framework 2.0が必要になる。また、Windows Server 2008、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows XP上のみでの動作をサポートしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]