業界タイムマシン19XX--番外編1:めくるめく「フローチャート定規」の世界 - 7/8

ZDNet Japan編集部

2007-10-12 20:55

 前回まで、大河原克行氏のナビゲーションで11回にわたってご案内してきた「業界タイムマシン19XX」。IT業界の過去への旅はいかがだったでしょうか? 今回から数回は「番外編」として、過去から現代に流れ着いたIT業界の懐かしい「アイテム」を、編集部がご紹介していきます。
 さて、番外編その1のテーマは「めくるめく『フローチャート定規』の世界」です。
 かつて、ウォーターフォール型の開発手法が主流であり、かつ、PC上で手軽に使える専用のドローソフトがなかった時代。エンジニアにとって、プログラムの「流れ図」やシステムの構成図をキレイに仕上げるための「フローチャート定規(テンプレート)」は、仕事における必須アイテムのひとつでした。開発スタイルの変化や、PCの能力の進化の中で、最近ではめっきり活躍の場が減ってしまった「フローチャート定規」ですが、読者のみなさんの中には、かつてこの定規を「割れるまで使い込んだ!」という方も多いのではないでしょうか。
 実は最近、かつてシステムエンジニアを務めた経歴もあるZDNet Japan編集長のデスクの中から、IT企業各社のフローチャート定規が発掘されました。今回は、それらを見比べつつ、業界の過去に思いをはせてみましょう……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
 「テンプレートの使用法」と題されたこの紙には、「紙テープを書く場合は『ラインプリンタ』の型を利用する」「カードを書く場合は『処理』の型を利用する」といった形で、1つの型を応用して、別の記号を描くための方法が示されています。基本となるパーツは最小数まで絞り、有効に再利用しながらさまざまな状況に対応する……まさに、開発者的合理性を徹底的に追求したフローチャート定規と言えるのではないでしょうか。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

 「テンプレートの使用法」と題されたこの紙には、「紙テープを書く場合は『ラインプリンタ』の型を利用する」「カードを書く場合は『処理』の型を利用する」といった形で、1つの型を応用して、別の記号を描くための方法が示されています。基本となるパーツは最小数まで絞り、有効に再利用しながらさまざまな状況に対応する……まさに、開発者的合理性を徹底的に追求したフローチャート定規と言えるのではないでしょうか。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

所蔵:山下竜大

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]