MindManagerで「見える化」実践! スマートなプロジェクト管理(1)--プロジェクトを正しく理解しよう - (page 6)

渡邉安夫(シンプル・ビジョン)

2007-10-29 08:00

 MindManagerを起動すると、「中心トピック」と表示されたマップが自動的に表示される。

 入力は、いたってカンタンだ。「中心トピック」に考えたいテーマを入力して、ENTERキーを押すとメイントピックの入力待ちとなる。さらに、メイントピックを入力して、ENTERキーを押すたびに次のメイントピックが入力できる。

 任意のトピックの下にさらにトピックを追加したい場合は、該当のトピックを選択後、INSERTキーを押せばサブトピックが追加される。

01-09 MindManagerの起動画面。(画像をクリックすると拡大表示します)

 メイントピックを構成するBOIに5W1Hの要素を展開した例を示す。メイントピックの要素である「なぜ?」「誰が?」……は考える対象によってその表現(言葉)が変化してくる。

01-11 5W1Hで構成されたBOIの基本形。(画像をクリックすると拡大表示します)

 イベントプロジェクトを構成する5W1Hの要素をそれぞれ適切な表現(言葉)に変換した例を示す。必ずしも、5W1Hのみに固執する必要はないが、常にこれらの要素を意識することで抜け・漏れを無理なく防ぐことができる。

01-11 イベント出展プロジェクトのBOIトピック展開例。これが「プロジェクトのカタチ」とも呼ぶべきものである。(画像をクリックすると拡大表示します)

 これらをプロジェクトのカタチとして雛形(テンプレート)として共有すれば、チームでの思考活動は飛躍的に加速するのだ。

 次回は、プロジェクトを成功に導くために不可欠かつ重要なポイント(目的の見極めやゴ−ル設定等)について解説する。

(連載協力:マインドジェット

筆者紹介

渡邉安夫(わたなべ やすお)
有限会社シンプル・ビジョン 代表取締役 ソース公認トレーナー

システムインテグレーター、データベースベンダー、コンサルティング会社を経て、2001年4月に自らのビジョン「知識社会の地図とコンパスの創造」を掲げ、起業する。IT関連のプロジェクトにおける豊富な経験と実績を活かし、混沌とした現代にふさわしい新しいビジネスワークスタイルを提案し続ける。ビジネスやプライベートの多様なビジネスライフシーンにMindManagerをはじめ様々な思考法を幅広く融合し、効果を高めるエキスパート。中でも、プロジェクトや自己発見、自己創造等のキャリアの分野における実績多数。その豊富な経験と実績によって培われた独自のマッピング手法を駆使した効果的なトレーニングやコンテンツ、コンサルティングを提供することで、「21世紀の知図革命」を推進中。

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