19日、Mercurialプロジェクトは分散型SCM(Source Control Management)システム「Mercurial」の新しいバージョン「Mercurial 0.9.5」をリリースした。
Mercurialは、高速かつ軽量のSCM。CVSやSubversionのような集中型リポジトリではなく、各開発者それぞれがリポジトリを保有し、それらの同期を行うことによってリポジトリを最新の状態に保つ「分散型」という仕組みを用いている。そのため、ネットワークに接続できない状態でもリポジトリを操作する作業を行うことが可能になる。
今回のリリースでは、シンボリックリンクに関する機能が向上し、シンボリックリンクをサポートしていないシステムでもシンボリックリンクを扱えるようになった。また、大きなディレクトリやファイルを扱う際のパフォーマンスが向上した。それ以外に、多数のバグが修正されている。